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酪農学園大学の入り口にそびえる白樺並木が、新たなステージを迎えました。
樹齢が高くなり、腐れが目立つ木々が増えたことから、安全性を考慮して更新作業が行われることになりました。
この計画では、2033年の創立100周年を目指して、合計130本の白樺を順次伐採し、新たな植樹を進めていきます。
1日目(4月25日)
2025年4月25日、このプロジェクトの初回の伐採作業が行われ、大学生や教職員、とわの森三愛高校の生徒さんたちが参加、当日は風が強く、安全に配慮する中での作業となりました。
石狩市森林組合が伐採と玉切りを担当し、参加者が協力して枝払い作業や材の運搬をお手伝いという役割分担です。
初回の作業では、腐れが進んでいた5本の白樺を伐採します。
今回担当するのは、石狩市森林組合の職員6名、その中には酪農学園大学の卒業生もいます。
学生の皆さんは、枝払い作業に挑戦し、職員からのこぎりの角度などのアドバイスを受けながら、慣れない手つきな枝と格闘する姿が。「疲れた」と言いながらも「最後まで自分でやり遂げたい」と頑張る姿や、頑張ってと声援を送る姿が印象的でした。
切り終わった後、歓声や拍手もおこり和やかな雰囲気での作業が進みます。
また、伐採された白樺に住み着いていた蟻を研究材料として採取する研究熱心な姿も見られました。
伐採を担当者から木を伐採する際の手順を説明しながら、安全に配慮した切り方、その際の切り口の角度について、切った後の切り株に集まってもらい、説明する場面もありました。
1日の作業風景を動画でご覧ください。
※風が強い日でしたので、風の音が入っています。
また木を切るチェーンソーの音が入っています。音量を下げてご覧ください。
作業の最後には、参加者全員が集まり、「森林組合」「酪農学園」「とわの森三愛」の3バージョンで記念撮影が行われました。「しんりんくみあい」バージョンを使わせて頂きました!
北海道新聞にも掲載されました。
2025.5.26北海道新聞参照
2日目(4月26日)
昨日に引き続き白樺の特殊伐採が行われました。
また、チェーンソーで根切りを行い、そこに土をかける作業もお手伝いしてもらいました。
伐採後の切り株を利用した椅子とテーブルも作成されました。
新しく植えた白樺の苗木の成長を見ながら、天気の良い日の休憩に利用してくれると嬉しいですね。











白樺の活用と今後の予定
伐採した白樺の材は、多面的に活用されます。学校側では、白樺のコースターの作成や皮を剥いでの活用が予定されており、環境に配慮した取り組みも進められています。学校で使用されない材については、バイオマス発電所の燃料として利用される予定です。
さらに、2025年7月には在学生と卒業生の力を借りて新たな植樹が実施される予定です。この一連の活動は、酪農学園大学の未来を育む重要な取り組みとして進められていきます。同日チェーンソーアートも披露する予定です。
創立100周年に向けて、酪農学園大と石狩市森林組合が共同で行うプロジェクトです。
これまでたくさんの学生の皆さんを見守ってきた白樺並木の整備に尽力していきます。
次回も一緒に大切な白樺更新作業を進めていきましょう!