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「令和5年度第1回労働安全大会」報告

先日行われた安全大会について報告します。
2023年7月31日 10時から石狩市厚田区望来コミュニティセンター「みなくる」で行われました。
石狩市森林組合職員全員と、共に作業を行っている厚田産業(株)、千歳林業(株)で計27名が参加しました。
安全大会の中で、林業に携わる上で心がけたい安全対策について、改正された法律も併せて、しっかり理解し、
事故を未然に防ぐことが求められています。

ご来賓の方の経験から述べられたご挨拶が、大変身に染みるお話でした。
初心に戻る気持ちで、要約して掲載させていただきます。

【石狩森林管理署 所長 佐藤肇氏より】
伐倒作業に関する法律改正と林業での安全対策について
・体調や心理状態が事故発生の要因に影響
・いつもと違う意識状態での作業が危険
・ベテランの作業者にも事故が起こることに注意
・安全対策として平常心を心掛ける
・十分な休息を取り、体調を整えることが重要
・1回、2回では身につかないので、繰り返し行うことが重要

また講習の中で、
【石狩森林管理署 地域林政調整官 久慈正志氏より】
・災害を発生させないためには、チームプレーが大切である。
・災害が発生すると企業だけでなく家族にもダメージが及ぶため、危険因子を排除する取り組みが必要。
・チームプレーでは、人間関係や仲間づくり、日々の会話、お互いの助け合いが重要。
・日常的なミーティングで作業者の状況を把握することで、いつもと違う状況を察知しやすくなる。
・無理な作業は絶対に行わないことが最も重要。
・管理者は、チームプレーを促進し、無理な作業を防止するための統制を行うべきである。

【林業・木材製造業労働災害防止 札幌分会 安全衛生指導員 増田 勉氏より】
スライドを用いた道内の労働災害、事故発生状況の説明に始まり、チェーンソー、刈払機、伐木・造材作業での、かかり木の処理、また重機を扱う上でも注意点を含め、実務で役に立つ知識の再確認を行いました。

林業での事故では小さいものはなく、死亡事故につながる恐れもあります。
健全に事業を行うために、日々の安全対策の積み重ねと、
やりすぎとも思えるくらいの確認作業が、
お話にもあった通り、自分を守り、仲間を守り、職場を守り、家族を守ることにつながるということを心にとめて行いたいと思います。

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