「つうけん社員」草刈りイベントで森林整備を体験!(R7年度)

2025年6月上旬、株式会社つうけんは石狩市の山林において、社員とそのご家族が参加する草刈りイベントを開催しました。
このイベントは、森林の働きや森林整備の重要性を理解することを目的とした取り組みで、平成21年に当組合、株式会社つうけん、石狩市の三者で締結した森林整備協定に基づき、継続した取り組みとなっています。


目次

イベントの背景と目的

この取り組みは、企業が森林環境の保全活動に主体的に関わるCSR活動として、また社員が自然環境や林業の重要性を学ぶ機会として、大変意義のあるものです。

平成21年に始まった第1期協定では、組合が地拵えや植栽を行い、その後下刈を繰り返すことで苗木の成長を促してきました。令和5年度からの第2期協定では、除伐や保育間伐を含めた継続的な整備を進めるとともに、社員参加型の森林整備体験イベントを定期的に実施しています。

このイベントには、社員とご家族を含む多くの方が参加しました。新入社員からベテラン社員、小さなお子さんまで幅広い世代が集まり、普段はなかなか体験できない森林整備作業に挑戦しました。


作業風景

イベント当日は、班ごとに分かれて草刈り作業を開始。
安全指導を受けた後、手鎌や刈払い機を使って、苗木の周りに生い茂った雑草や笹を丁寧に取り除きました。

下刈作業は一見簡単そうに見えますが、苗木を傷つけないよう注意しながら進める必要があり、参加者からは

「普段のデスクワークとは全く違う難しさがあった」
「体力を使うが、終わった後の達成感が気持ちいい」

といった感想が聞かれました。

親子での参加も多く、子どもたちは小さな鎌を手に、保護者と一緒に草を刈ったり、虫や野花を観察したりしながら森の中で活動しました。自然の中で体を動かす経験は、子どもたちにとっても大きな学びの時間となりました。

作業が進むにつれて、苗木の周囲がすっきりと整い、太陽の光が差し込む明るい林床になりました。
森林整備は、苗木が健やかに育ち、将来立派な森を形成するための大切な第一歩です。
参加者の皆さんは、森を育てるには長い年月と人の手間が必要であることを改めて実感されていました。


集合写真と今後の期待

作業終了後には、全員で記念撮影を行いました。
今年もたくさんの方々にご参加いただき、森づくりへの関心と理解がより一層深まった一日となりました。

森林整備は一度行えば終わりではなく、長期にわたって繰り返し行うことで、ようやく健全な森が育まれていきます。今回整備した森も、今後さらに手をかけながら、未来の世代に豊かな森林資源を残していく予定です。

参加者からは

「自分が関わった森が何年後、何十年後にどう成長するのか楽しみ」
「会社の仲間や家族と一緒にこうした活動ができてうれしい」

といった前向きな声が多く寄せられました。


まとめ

今年もご参加いただいた皆様、本当にお疲れ様でした。
この活動を通じて、森を守り育てることの大切さを少しでも感じていただけたなら幸いです。
次回訪れる際には、今回整備した森が一回り成長している姿を、皆さんと一緒に見られることを楽しみにしています。

当組合では今後も、企業や地域の皆様と連携し、森林整備の重要性を伝えながら、豊かな森づくりに取り組んでまいります。

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