酪農学園大の白樺並木の更新作業がスタートVol.2

酪農学園大学で白樺の記念植樹を実施

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~石狩市森林組合が森林整備と交流の架け橋に~

2025年7月5日、北海道江別市にある酪農学園大学にて、「2025年ホームカミングデー」の一環として、記念植樹とチェーンソーアートのイベントが開催されました。このたび、私たち石狩市森林組合は、大学構内の白樺並木の更新作業を担い、本行事に協力させていただきました。

このイベントは、卒業生、教職員、在校生、地域の方々など多くの参加者が集い、酪農学園と地域社会とのつながりを改めて感じる機会となりました。自然と共に歩む酪農学園大学の理念に共鳴し、私たち森林組合としても、地域の森林資源を守り育てる立場から、教育・文化との連携を深める大切な一歩と捉えています。

白樺の植樹

今回、私たちが担当したのは、大学構内に新たに植えられる白樺の記念樹の整備作業です。白樺は北海道を代表する樹木の一つであり、酪農学園の歴史と風景に深く根ざしています。これまでも並木道として多くの学生や来訪者を迎えてきた白樺を、未来へと受け継ぐため、老朽化した一部の樹木を更新し、健やかな成長を促す環境づくりに取り組みました。

チェーンソーアートで想いを刻む

イベント当日は酪農学園大学ならではのチェーンソーアートも披露されました。私たち森林組合は、木材調達から提供、アート制作まで実施させていただきました。

作品は一本の丸太から「酪農学園大学」の文字を彫り出した力強い看板で、来場者からは「見事な技術」「温かみを感じる」といった声が多く聞かれました。作品の周囲には多くの人が集まり、記念撮影を楽しむ姿が印象的でした。

このように、木を単なる資源として扱うのではなく、文化的価値や人と人とのつながりの象徴として表現する取り組みは、私たち森林組合にとっても学びの多い機会となりました。

世代を超える「つながり」を支える

本イベントの魅力は、植樹や作品制作だけでなく、参加者同士の「つながり」を育む時間にありました。集合写真では、卒業生と在校生、地域の皆様が一緒になって輪を作り、笑顔と歓声が絶えませんでした。

  • 卒業生にとっては、かつての学び舎を振り返る機会に
  • 在校生にとっては、先輩から未来を受け取る時間に
  • 地域の方にとっては、開かれた大学との交流の場に

なったこの行事に、私たち森林組合も森林という共通のフィールドを通じて関われたことは、大きな喜びです。

地域とともに、未来の森を育てる

酪農学園大学が掲げる「地に足のついた教育・研究」という理念は、まさに私たちの森林管理の姿勢と通じるものがあります。森林整備は木を育てるだけでなく、人を育て、地域を豊かにする仕事です。

今回のイベント参加を通じて、森林組合が地域社会や教育現場とより密接に関わることの意義を改めて実感しました。これからも石狩市森林組合は、持続可能な地域づくりと次世代への学びの機会づくりに貢献してまいります。

未来に向かって成長する白樺のように、私たちの活動もまた、地域と人々の心に根を張っていくことを目指しています。


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